こんにちは!TAのKです。
ついに冬本番といった気候ですね。
ロマンチックな季節、年末を迎えて皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、12/11には高柳聡子さんを講師にお迎えして「ソ連のフェミニズムからロシアのフェミニズムへ」をテーマに講義が行われました。
ソ連時代、すなわち社会主義時代のフェミニズムが、資本主義的・欧米的なフェミニズムとどう違うのか、どのような発展を遂げてきたのかを説明してくださいました。
ボリシェヴィキが目指した社会主義国家においては、
女性も男性と同様に労働することが求められ、労働と家事・育児をこなす強い女性像が理想とされたなど、日本とはまたちがった女性像がソ連では求められていたことを学びました。
また、ソ連崩壊後の現代のフェミニズムの活動についても、「クィアコミュニズム」の「シュタープ」などについて説明してくださいました。
フェミニズムにおいて支配的な、欧米的・資本主義的な感覚に慣れた価値観をリセットしてみませんか、という問いかけが印象的な講義でした。
社会主義・資本主義などの社会システムが、人間の行動や価値観に想像以上の影響を与えている、ということを意識させられました。
次回のふぇみゼミは12/19(水) 飯島裕子さんに
「若年女性の生きづらさと働きづらさについて考える」をテーマに講義していただきます。皆様のご参加をお待ちしております!