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【2020年度秋季ふぇみゼミ】 スタッフ感想リレー(6)

こんにちは!スタッフの S です。 先日 12 月 16 日(水)に、第 3 回目の秋期ふぇみ・ゼミが行われました。   今回は講師に神谷悠一(かみや・ゆういち)さんをお迎えし、「当事者団体の役割と意義 ―政策の実現過程から考えるー」というテーマでお話しいただきました。   神谷さんは、性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会( LGBT 法連合会)の事務局長を務めていらっしゃいます。また、一橋大学大学院社会学研究科客員准教授としてなど、様々な場面で活躍をされています。   神谷さんが活動されている LGBT 法連合会は、全国 77 の当事者団体・支援団体など様々な団体の連合体で、性的指向及び性自認等により困難を抱えている当事者に対する法整備のための全国連合会です。 2015 年に創設、 2020 年に一般社団法人化されました。役員は総会の決議によって選出された、地域・ジェンダー・セクシュアリティバランスの取れた多様な 5 人からなっています。   LGBT 法連合会は、法律を整備することを目的としていますが、法律をつくるためにはまず立法事実(何が困っているか、何が課題か)が必要です。そこで、相談機関などから声を集めて抽象化した「困難リスト」を作成し、行政や主要政党がこれを参考にしているといいます。   具体的に政策を実現するためには、国会議員との連携が必要で、超党派の「 LGBT に関する課題を考える議員連盟」と連携し、 SOGI 差別禁止法の制定を目指しているそうです。また、政策提言の方法の類型には、「ステークホルダー型」と「個人(有識者)型」がありますが、 LGBT 法連合会はステークホルダー型への適合を企図した連合組織体だといいます。国は1から施策を作ることには限界があり、専門家たちが集まって民主的に決めた意見を知りたいと考えています。また、法律は団体の声でつくるものであり、個人の意見で制定することは邪道であるという考えもあります。よって、「広範な声」を「整理」できる「専門性」が求められるのです。   マイノリティの声を集めて代表するというようなことや、議員と連携するということについて、私はあまり良い印象を...

【2020年度秋季ふぇみゼミ】 スタッフ感想リレー(5)

 こんにちは!スタッフのMです。 先日11月13日(金)に、第二回目の秋期ふぇみゼミが行われました! 講師としてお迎えしたのは、神戸薬科大学准教授の小門穂(こかど みのり)さんです。小門さんは、生命倫理学・医療倫理学・科学社会技術論を専門にご研究されており、今回のゼミではフランスの生殖医療をテーマにお話しいただきました。 フランスでは、生殖医療に関する議論は1986年から始まっており、また生殖医療を男女カップルに限定するということが早い段階で定められていたと言います。99年にPACS (Pacte Civil de Solidarité)法が可決されているものの、生命倫理法により独身者や同性カップルの利用は認められませんでした。 フランスでは「男女がいて子が生まれる」という生殖観が根強く残っており、そうした価値観が政策に反映されてきました。しかし現在少しずつ変容してきている段階であるといいます。 その事例として印象に残っているお話は代理出産に関することです。これまでは、外国で代理出産により生まれた子の、フランス国内での親子関係を認めてきませんでしたが、2016年、19年と欧州人権裁判所による判決を契機に、父子関係、及び依頼した女性との母子関係が認められるようになったそうです。 一方でトランスジェンダーカップルと生殖医療に関する事例では、今年の9月に、Mt F女性を「生物学的親」として記載するかどうかの裁判の判決が出て、記載は認められなかったという、まだまだ当事者の希望が通っていないという現実も知りました。 2021年を目標に改正が予定されている生命倫理法の争点は「女性カップルとシングル女性の生殖医療拡大」と、代理出産で生まれた子どもとの親子関係に関するものだそうです。 しかし、生殖医療を男女カップル以外に拡大することに対して、フランス国内では強い反発があるといいます。 日本でもメディアで取り上げられ記憶に新しい、黄色いベスト運動では“家族を守れ”というスローガンが掲げられ批判運動が起こりました。反対派団体では生殖医療を拡大することは「家族を壊すこと」という批判があるそうです。一連のお話を聞き、生殖医療に関する事柄は、生殖医療そのものが持つ複雑性と共に、医療を受ける当事者の中でも男女カップルか、そうでないかという立場での分断や意見の相違が発生するのだということ...

【2020年度ふぇみ・ゼミ】春期第4回 スタッフ感想リレー(4)

こんにちは!スタッフのSMです。 感想リレーの更新が遅くなり、申し訳ありません。 さて先日9月30日、NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク事務局長、カラカサン~移住女性のためのエンパワメントセンター共同代表である山岸素子さんをお招きし、移住女性の現状と、これまで山岸さんが行ってきた活動、そして活動から見える移住女性の現状とエンパワメントについてお話を伺いました。 山岸さんは約30年にわたって移住者、移住女性、そしてその子供たちへの支援を行ってきました。長い間の活動の中で、日本の移住労働者に対する態度は大きく変わったそうです。 1990年代は移住者や新しい文化を寛容に受け入れていたそうです。しかし現在排外主義が強まる一方だと山岸さんは指摘します。 1980年代、アジア地域で外国人労働者の女性化が進み、日本にも多くのアジア人女性が働きに来るようになります。その主な働き先は性産業でした。 また移住女性が増えた理由の一つに1980年代から1990年代にかけての国際結婚女性の急増があります。特に90年代になると正式な婚約関係がないまま日本人と移住女性が同居を始め、そうした状況のまま子どもが生まれ育つことで、オーバーステイのまま定住する女性が増加しました。 ほかにも日系人労働者の定住や技能実習生の増加により、日本には外国人労働者がますます増加していきますが、外国人労働者の間でも雇用形態、職域、賃金で男女格差が起こったそうです。 国際結婚、労働、技能実習制度…特に技能実習制度は近年話題になっていました。これから日本に渡ってくる外国人がますます増加するなかで(コロナもありどうなるかわかりませんが…)、周縁に追いやられる移住女性やその子どもたちも増えるのではないか、と危惧しています。 現在山岸さんは移住連に主軸をおいて活動をしているそうですが、以前はカラカサン~移住女性のためのエンパワメントセンターでも精力的に活動なさっていました。カラカサンでは移住女性とその子どものためのエンパワメントのための包括的支援を行っています。 山岸さんはカラカサンでの支援活動から、関係機関や民間支援団体、同国人ボランティアとの連携が特に重要だということ強調されていました。また移住女性のエンパワメントにはやはり本人の力が大事であり、支援者はその力を信じて寄り添わなくてはならないとおっしゃっており、支援...

【2020年度ふぇみ・ゼミ】春期第3回 スタッフ感想リレー(3)

 こんにちは。スタッフのASです。報告が遅くなり申し訳ありませんが、7月8日に無所属で国立市議会議員6期目の上村和子さんを講師にお招きして、地域でジェンダー平等と差別禁止を実現するための道のりと課題について伺いました。 上村さんが21年にわたり議員としてやってきたことは、簡潔にいうと①「ソーシャルインクルージョン・人権行政」の浸透と②「当事者のことは当事者抜きに決めない」の徹底を通したインターセクショナリティの実践です。 「しょうがいしゃがあたりまえに暮らすまち宣言」(2005)や「国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例」(2019)など国立市の人権に関する施策は、全て被差別当事者の痛みから生まれました。 人々の痛みに向き合い、ダメな時は体を張ってでもダメと言って人々の「あたりまえに生きる権利」を取り戻していく営みを、上村さんは地道に続けてこられたのでした。 国立市のジェンダー条例にアウティングの禁止が盛り込まれているのも、一橋大学でアウティングによる自死が起きた、あの痛みを2度と繰り返さないという意志のためです。 一方で、条例を絵に描いた餅にしないために、推進や評価をする審議会も設けられています。ここには当然のこととして被差別部落出身者、朝鮮学校のオモニ、重度障害者らをはじめとする当事者が含まれ、安全やコミュニケーションへの配慮もなされています。 上村さんを前にして、この人はわたしたちのことを見てくれると思いました。心から信頼できると感じ、応援したいと思う政治家に出会ったのは初めてです。 とても勇気づけられたと同時に、地域だからこそ具体的に実現できることがあると気づかされ、市民として主体的に足元から変えていこうとする大切さを痛感しました。 権利の行使の仕方や、当事者の周りの人間の闘い方についてなど、質疑応答も大変充実していました。 「解放されたい」という思いで、43歳で議員になった上村さんがした「自分の中の穴は自分で埋める」という決断。そして、「あ、全て自分で埋めたわ」と思ったという瞬間。「悩んでる方がいたら、絶対来ますよ。埋まった時わかりますから。」という励ましに痺れました。 この回を含む春期のゼミ映像は今からでもお支払いいただければご覧いただけます。秋期のゼミ受講も受け付け中です。 詳しくはhttp://femizemi.blogs...

マイノリティと社会運動の現在(いま)

マイノリティと社会運動の現在(いま)  科研費研究グループ「マイノリティの社会運動と政策イシュー形成過程の領域横断比較研究」主催 マイノリティと社会運動の現在(いま)」 の事務局をふぇみ・ゼミが行っています。   こちらのページをご覧ください。 https://wasedaminority.blogspot.com/?m=1 *ふぇみ・ゼミ生は無料になります。

【第四回オンライン社会運動講座】受講者感想

「オンライン社会運動講座」第四回目7/11(土)の受講者の皆様の感想を一部紹介いたします。 次回(7/18)が最終回となりますが、まだお申込みを受け付けております。これまでの回のアーカイブもその回のチケットをお求めいただければ二週間ご覧いただけます。ぜひご検討ください。 詳しい講座情報は以下のリンクをご確認ください。 http://femizemi.blogspot.com/2020/05/blog-post_8.html ***************************************** ・アジアのオンライン社会運動の具体的を知り、日本の社会運動は遅れすぎていると感じました。たとえば香港の警察の位置情報を確認するツールでは、ファクトチェックや現場に赴いて確認する作業まで徹底されてる点に驚きました。社会運動に参加する人たちの層の厚さを感じました。 日本で社会運動のオンライン化が進まないのは、運動に参加する人の少なさや年齢層の偏りも影響していると感じました。ふぇみゼミで得た知識を実際に活かして、関心を持つ人を増やさねば、と思います。 ・世界の流れ、実例を具体的にお話いただいたことで、オンラインだからできる運動があるのだということを実感いたしました。また、オフラインとの違いどんな点に留意する必要があるのかもわかりやすかったです。加えて、世界で何が起きているのか、全然わかっていなかった自分を恥じています。デモに参加した方々がどんな工夫をし闘ったのか、自分でも学ぶきっかけにしたいと思います。 ・日本でも、団塊の世代まではスマホを持っています。使いこなせていない世代も巻き込んで、情報共有していくことが大事なのかなと思いました。 ・オンライン-オフラインのつなぎ方を超えて、これまで以上に密度の濃い講義でした。(…) 韓国のろうそくデモについても、いろいろな運動でつながりのある年上の世代の方から「韓国に学ぶべきだ!」と言われるのですが、オフラインの出来事(すごい人数の市民が毎週末にデモをする)以外の背景を不勉強にして知らなかったので、とても勉強になりました。(…) 国家権力と裸で対峙する場面での抵抗においてオンラインとオフラインの接続がすごく有用だということだと思います。日本社会もすでにそういう活動が必要な局面に入りつつあると思いながら、まだまだそこにたどり着くの...

【第二・三回オンライン社会運動講座】受講者感想

「オンライン社会運動講座」第二回目6/20(土)と第三回目6/27(土)の受講者の皆様の感想を一部紹介いたします。 まだ次回以降の講座のお申込みも受け付けておりますので、よろしければご検討ください。これまでの回のアーカイブもその回のチケットをお求めいただければ二週間ご覧いただけます。 詳しい講座情報は以下のリンクをご確認ください。 http://femizemi.blogspot.com/2020/05/blog-post_8.html ***************************************** ・社内のオンライン化を進めており、広報担当者研修として、10名で参加させていただきました。大変有意義な研修となりました。ありがとうございました。 ・とても分かりやすい資料とご説明で理解しやすかったです。今後オンラインセミナーを開催する可能性があるため、参考にさせていただきたいと思いました。本日はありがとうございました。 ・オンラインイベントの注意点、進め方、使用する機材等とても参考になりました。講師のお話も聞き取りやすく、わかりやすかったです。 ・「人と人をつなぐ」という目的に向けて、オンライン、オフライン、その組み合わせでいろいろな可能性があることがわかりました。少しづつ実践していきたいと思います。2回目もありがとうございました。 ・完璧を目指しすぎないで、やってみること。困ったときの調べ方をわかっていること。このふたつは、まず心にとめたいです。そして、実際に参加者からのQ&Aの様子も、今後の開催を前に、リアルに参考になりました。ありがとうございました! ・オンラインセミナーを念頭に講義を聞かせていただきました。 改めて、オンラインで行う際の費用面やリスクヘッジなど、お話を聞きながら、整理ができました。 これからは、自分たちで主催するとなった場合、どのようにできるか、この講座を基に検討していきたいと思います。 **************************************** ・今回も興味深いお話をありがとうございました! オンラインツールやクラウドサービスについては仕事でも使うので知っているものばかりでしたが、類似サービスの比較などについては知らなかったので、解説いただいて面白かったです。 *********************...

【2020年度ふぇみ・ゼミ】春期第2回 スタッフ感想リレー(2)

こんにちは。 ふぇみ・ゼミスタッフのAです。 梅雨入りして雨の日が多くなりましたが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。 さて先日、嶽本新奈さんを講師にお迎えして第2回目のふぇみ・ゼミが行われました。 テーマは「近代史の中の女性と越境ーー『からゆきさん』を事例として」です。 ゼミでは、「からゆきさん」になるまでの複層的な権力関係を多様な視点で見ていきました。そうすることで、それらがどう現代につながっているのか考えるきっかけになりました。 1970年代に山崎朋子の『サンダカン八番娼館』や森崎和江の『からゆきさん』が出版され、外国で性売買に従事する女性の総称として「からゆきさん」という言葉が広く知られるようになりました。 講義の中では「からゆきさん」になるまでの経験について、社会的背景を読み解くためにいくつかの視点が提示されました。 その中で印象に残ったことは、1896年に移民保護法が施行され、売春をする者や売春業者の海外渡航が禁じられたにも関わらず、中国と朝鮮については日本人街や植民地への公娼制度輸出のために適応除外されていたことです。 これは、日本人男性の移動や定住のためには女性による性的慰安が必要との認識からでした。 のちの「慰安婦」制度とのつながりを考えずにはいられません。 人々の困窮、制度、法律、差別意識などの複層的な権力のなかで、ジェンダー、階級、エスニシティ、植民地主義が絡み合っていたことを知り、講義で学んだことが過去の出来事ではなく現代にある問題と連続していることを強く感じました。 質疑応答の時間も、女性のダブルスタンダードのことや、植民地主義の連続性についてなど活発な議論が交わされ、とても充実した時間でした。 引き続き、考えていきたいです。 ーーーーーーーーーーーー 日時:2020年6月17日(水)19:00〜21:00 講師:嶽本新奈(たけもとにいな)さん 埼玉生まれの天草育ち。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了。専門は日本近代史、ジェンダー史、移民史研究。明治学院大学国際平和研究所助手。首都圏の大学で非常勤も。授業では人権やジェンダーなどを教えています。 テーマ:「近代史の中の女性と越境ーー『からゆきさん』を事例として」 明治以降に海外へ渡り、渡航先で売春をしていた「からゆきさん」と呼ばれる女性たちがいました。歴史教育の中で取り上げられること...

【第一回オンライン社会運動講座6/13(土)】受講者感想

6/13(土)に行われた第一回目の「オンライン社会運動講座」の受講者の皆様の感想を一部紹介いたします。 まだ次回以降の講座のお申込みも受け付けておりますので、よろしければご検討ください。第一回目のアーカイブも第一回目のチケットをお求めいただければ6/27(土)中までならご覧いただけます。 詳しい講座情報は以下のリンクをご確認ください。 http://femizemi.blogspot.com/2020/05/blog-post_8.html ***************************************** ・熱田さんの講義がとてもわかりやすく、「オンラインで活動する意味」について考える機会になりました。実際にオンラインでイベントや講座を開催するときの実際的な留意点についてのお話もとても参考になります。次回以降も楽しみにしています。今回、仕事でリアルタイムでの参加が出来なかったのですが、6/20はリアルタイムで受講できるので、時間を共有しながら学びたいと思います。 ・まとまった話で、第1回目としてはわかりやすく良かったと思います。一つのツールに依存しないこと、オンラインの方がより準備に手間暇がかかることは、もっと認識が広まった方がいいですね。実際、教員の知り合いは皆、四苦八苦しながら授業の準備に膨大な時間をかけていると聞いています。 ・4月の聡子の部屋をたまたまネットで見つけて参加した後こちらのことを知り申し込みました。実は娘がまだ11ヶ月なので週末の午前中参加はかなりハードルが高く、こちらの講義どれもオンタイムで見れる可能性低いのでかなり参加に躊躇いましたが、アーカイブされることを知り申し込みました。結局見られる時間が夜遅くになってしまいますがとても楽しみです。 ・私は70歳。70~75才の団塊の世代は、人数的にも、ベトナム戦争や70年大学民主化運動を経験するなど、全体として、反権力の人が多いようです。しかし、ネット環境という点では、ほぼPC・スマホは持っていますが、メールはするものの、ツイッター・FBまではやらない人が多いです。ですので、地域での情報共有や活動交流となると、メールMLが最も幅広いツールになっています。そのなかでは、2月以来、ZOOM会議に参加する人が出始めていることはありがたい現象です。が、韓国での同世代の状況を聞くと、すごく「遅...

【2020年度ふぇみ・ゼミ】春期第1回 スタッフ感想リレー(1)

こんにちは、「ふぇみ・ゼミ」スタッフの K です。先日、 2020 年度春学期の初回のゼミが行われました! 新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、春学期のゼミは ZOOM での実施となりましたが、遠方にお住まいだったり、オフラインだと時間的制約がより大きかったりと、普段だったら難しいものの今回のオンラインという形態だからこそ参加できたというゼミ生も多くいらっしゃって、実は今期はいつもより人数が多いです。この媒体だからこそのチャット機能を使ってのリアルタイムでの質問など、インタラクティブなゼミが行えたと思います。今後も楽しみです。 さて、今回の講師はメディア文化論、カルチュラル・スタディーズがご専門の田中東子さんです。 5 月 20 日(水)に「広告のなかのジェンダー表現を問い直す」をテーマにお話いただきました。 まず、問題の所在を明らかにした後、炎上したいくつかの CM を見ながらその問題点をメモするというワークを行いました。今までは直感的に「嫌だな」と感じながらも具体的に何が問題なのかを言語化するのを怠ってきたのですが、このワークを通して改めて向き合うことで何が問題なのかがはっきりして、すっきりしました。 その中でも、女性を応援するつもりだったのに炎上してしまった広告というものがありました。つまり、制作者の意図とオーディエンスの解釈がずれているということになりますが、意図が伝わらないのは受け手側の問題ではないそうです。というのも、表象には複数の意味があり、受け手は積極的に意味を読み込み、各々の文脈に基づいて解釈するものだというのです。これを「アクティブ・オーディエンス論」というそうですが、それに則って考えると、送り手の「想い」や「意図」は伝わらないことも大いにありうるという前提でメッセージを発する必要があるのだといいます。 また、鹿児島県志布志市ふるさと納税の PR 動画「少女 U 」( 2016 )は「明らかにアウト」な広告の例として出されました。「スクール水着」の「少女」などポルノグラフィを連想させるその表現には、確かにおぞましいものを感じさせられます。制作側は「女性を差別する意図はなかった」「炎上目的ではない」と言ったようですが、だとしたらそこには「無意識」や「無知」による性差別があると言わざるを得ないでしょう。...

【2020年度ふぇみ・ゼミ】4/24 無料公開ガイダンス動画

先日4/24に行いました2020年度のふぇみ・ゼミ ガイダンスの動画をアップしました。 当日視聴できなかった方、もう一度詳細を確認したい方、ぜひぜひご視聴ください。 https://youtu.be/MBbJerBWijk ガイダンス時の資料はこちら(  https://drive.google.com/drive/folders/1l9oFgPGVBO0rU84eH2eZQC6hNwGJb33i  )からご覧いただけます。 2020年度ふぇみ・ゼミ春期お申込みは、以下よりお願いします↓ http://femizemi.blogspot.com/2020/04/2020.html Peatixからも支払えます: https://femizemi-2020spring.peatix.com/ また「フェミニストとして読み、書くための基礎ゼミナール」も引き続き募集しております。 詳細は以下のリンクよりご確認ください。 http://femizemi.blogspot.com/2020/04/blog-post.html

【今ならまだ間に合う!オンライン方法論講座ー大学の講義編】

<講座の紹介>  2020年、新型コロナウイルス感染拡大予防のために、大学はオンライン授業が主流になっています。各大学は、急ピッチで独自に様々なマニュアル作成し、対応しています。  しかし、いまいち、実際に使えるものではないとの「声」を多く耳にしています。  ふぇみ・ゼミでは、2017年の開講以来オフラインとオンライン授業を組み合わせ、リアルな学びの場と遠い場所にいたり外出が難しい人たちをつないできました。  ツールを使うためには思想と目的が必要です。単なるマニュアルではなく、「できること」「楽しさ」「特徴」「利点」がわかれば、人と人をつなぐためのツールとしてオンラインシステムを使うことができるのではないでしょうか。  大学教員や講師を仕事とする方向けに、ふぇみ・ゼミが培ってきた実践や、運営・ツール使用のノウハウなどを共有する講座です。 なお、参加者は大学で講義を持ってない方でも構いません。 *6月には社会運動編も開催予定です。 *講座の内容は予告なく変更することがあります。ご了承ください。それについてのクレームは一切受け付けません。 *リアルタイムで参加できない方には1週間をメドに動画を配信いたします。申し込みは同じになります。 大学編<5月2日から5月6日 10時30分から12時まで(5月6日のみ19時から最大21時まで)> 運動編<日程未定・6月を予定、詳細はふぇみ・ゼミの公式HP,Twitterなどをご覧ください> 参加費: 1講座あたり(正規職)¥ 5,000 ふぇみゼミ寄付者 ¥ 2,700 非正規職・生活困窮者、¥ 2,500 ⭐️⭐️講師業をされている方へのオンライン授業に関するアンケート⭐️⭐️こちらにもご協力ください。 https://forms.gle/8rnMWX9tFKMRcL5r8 主催:ふぇみ・ゼミ  詳細な内容・申し込み: https://Femizemionlin1.peatix.com (申し込みのメールにZoomのID、パスワードをお送りします。) メール:Femizemi2017@gmail.com ブログ: http://femizemi.blogspot.com/ Facebook:@femiseminar Twitter @femizemi ...

【フェミニストとして読み、書くための基礎ゼミナール】開催のお知らせ

5/30 (土)から 11/7 (土)にわたり全 12 回の zoom を使ったオンラインの基礎ゼミナールを開催します。 なお、こちらの基礎ゼミナールには年齢制限はございません。 お申し込みは以下のリンク( peatix )からお願いいたします。 https://femikiso-event.peatix.com ■ 概要  ジェンダーを学び、フェミニズムで社会を変えたい人のための基礎ゼミナールです。専門家や権威、政府、「えらい人」の発する言葉に、もやもやしつつもどこがおかしいのかはっきり言えないことはありませんか?   当たり前を疑い、違和感を言葉にし、差別の構造に気づく。そのためには、その疑問を感じている「あなた」自身が、社会の中でどのような立ち位置にいるのか、そもそもこの社会にはどんな権力構造があるのかを理解しなければなりません。  批判的に読む、書く、調べるといった学問的方法論は、他者の言葉を検証し、自分の主張をまとめるための技術です。批判とは、相手のあら捜しをすることでも、その逆に相手のいうことをただうのみにしてまとめることでもありません。学問を職業にしない人にとっても、フェミニズム運動を行う上でも、批判は、専門家や権威、権力の言葉に思考停止せず、自ら考えて判断するために重要です。  本ゼミでは、実際に社会問題について読み、書く実践を通じて、フェミニスト、アクティビストとして自らの意見、主張を説得的に示すトレーニングを行います。    [STEP1]   批判的に読み取る・批判的な検討をする    [STEP2]   著者の意見を批判的にまとめてみる    [STEP3]   論文の内容の事実確認をする・検証をする    [STEP4]   自分の立場からもう一度読み取る:反論、対案、賛成    [STEP5]   自分の主張をまとめて書く ■ 対象者 「読む」「書く」「調べる」の批判の基礎スキルを身に着ける機会がなかった、ジェンダー・フェミニズムを学ぶ方々。 ■ 講座形式 社会科学・人文科学系の研究者であるふぇみ・ゼミの運営委員・チューターが交代で講師を務めます。  土曜日  19 : 30 ~ 21 : 00...

4月24日ガイダンスのご案内

ふぇみ・ゼミ 2020 年度のガイダンスのご案内をします。 日時: 4 月 24 日(金) 19:00 ~ 参加される方は以下の要領で ZOOM 会議にアクセスしてください。  ミーティング ID: 467 058 818  パスワード: 841098 事前に下記から資料をダウンロードしてご用意ください。   ガイダンス資料    こちらのガイダンスは無料ですので、お気軽にご参加ください! ふぇみ・ゼミ 2020 の チラシ、概要はこちら から ふぇみ・ゼミ 2020 の お申し込み方法はこちら から ※ふぇみ・ゼミへの参加には年齢制限があります。<年齢制限についての考え方は こちら > 年齢制限で参加できないけれども、内容が知りたいという方は、 ご寄付をいただけますと 、映像配信でゼミの内容をご覧いただけます。

2020年度 ふぇみ・ゼミ 申し込み受付開始します!

お待たせしました。 2020 年度ふぇみ・ゼミの受講受付を開始いたします! ①以下のグーグル・フォームから登録してください。 https://forms.gle/e4d5PDxQzsKAoFaX7 〈春期(全面オンライン)4回券〉  学生 3450円[Peatixチケット]  一般 4350円[Peatixチケット] ※Peatixでのお支払い (クレジットカード利用可) の場合、手数料分が上乗せされています。 学生 3200円[口座振込み] 一般 4000円[口座振込み] ※ふぇみ・ゼミには 年齢制限 があります。18歳-20代まで、30代はジェンダー初学者のみ受講可能です。 年齢制限についての考え方は こちら をご確認ください。ただし、5000円以上の寄付をくださった方には(寄付の方法は こちら )、ゼミの映像をお届けすることが可能です。年齢制限で受講できないという方は、あわせてそちらもご検討ください。 ②グーグル・フォームでの登録が完了しましたら、 受講料のお支払いをお願いいたします。 Peatix でチケットをご購入いただくか(クレジットカードが使えます)、以下の口座に受講料を振り込んでください。 振り込みが完了した時点で受講手続き完了となります。   <ゆうちょ銀行から>  振込先 <振替口座>  口座記号番号:  00180-6-635357  口座名称(漢字):ふぇみ・ゼミ運営委員会  口座名称(カナ):フェミ ゼミ ウンエイイインカイ  加入者払込・払出店 :中野新井    <他行から振込>  銀行:ゆうちょ銀行  店名:〇一九  店番:019  貯金種目:当座預金  口座番号: 0635357  ふぇみ・ゼミ運営委員会   新型コロナウィルスと、煽られる危機に疲れていませんか? 危機が煽られるとき、日常にいつもあった差別は増大し、社会的に弱い立場の人を襲います。   こんな時こそ、性別のみならず民族、人種、障害、セクシュアリティなど、「切り捨てられる」側の目で社会を見る、インターセクショナリティをベースにしたフェミニズムを手放すことはできません。 ふぇみ・...

ふぇみ・ゼミ 2020年度スケジュールが決定しました!

2020年度も、素晴らしい講師陣をお迎えしてふぇみ・ゼミはさらに飛躍します。 ガイダンスで登録方法や、注意事項についてお知らせしますのでぜひご参加ください。  引き続き、皆さんと共に学び、考え、アクションを起こしていけることを楽しみにしております。 ------------- 春期 4月24日(金)19:00-21:00 公開無料ガイダンス   オンラインで公開 ※ガイダンスの内容は後ほど映像で見られるようになります。 熱田敬子、飯野由里子、金美珍、河庚希、梁・永山聡子   5月20日(水) 田中東子 「広告のなかのジェンダー表現を問い直す」   6月17日(水) 嶽本新奈 「近代史の中の女性と越境ーー『からゆきさん』を事例として」   7月8日(水) 上村和子   「地域でジェンダー平等、差別禁止を実現するための道のりと課題について〜国立市議として〜」   9月30日(水)山岸素子 「移民女性の現状とエンパワメント〜カラカサンと移住連女性プロジェクトの活動から」 秋期 10月16日(金)瀬山紀子 「優生保護法裁判から考えるリプロダクティブ・ヘルス・ライツの課題」    11月13日(金) 小門穂 「 フランスの生殖医療」   12月 16日(水) 神谷悠一 「SOGI差別禁止法制の動向―2020年の上半期のムーブメントを振り返って」   1月13日(水)古川晶子 「男女共同参画がすすまないのはセンターのせいなのか」 ふぇみ・ゼミの参加には年齢制限があります <年齢制限についての考え方は こちら > 年齢制限で参加できないけれども、内容が知りたいという方は、 下記のようにご寄付をいただけますと、映像配信でゼミの内容をご覧いただけます。 <ご寄付の詳細については こちら >

ふぇみ・ゼミイベントカレンダー